公益財団法人 石橋財団とは?活動内容・設立者のまとめ情報

財団の紹介

公益財団法人 石橋財団とは一体どんな財団なのでしょうか?財団の設立者や代表者、活動内容や実績についてまとめました!

石橋財団とは?

財団名:公益財団法人 石橋財団
所在地:〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-2
設立 :1956年
理事長:石橋寬
設立者:石橋正二郎

石橋財団は、アーティゾン美術館(旧・ブリヂストン美術館)における美術館事業のほか、芸術・文化・教育活動をサポートする寄付助成事業を二本柱として活動している財団です。

設立者・現在の代表は?

石橋財団の創立者は、石橋正二郎です。
石橋正二郎は、日本の実業家であり、ブリヂストンの創業者です。
石橋財団の初代理事長も務めていました。

現在の石橋財団の代表は、石橋寬です。
石橋寬は石橋正二郎の孫で、1994年~2012年までブリヂストン監査役を務めました。2014年から石橋財団の理事長を務める傍ら、アーティゾン美術館の館長も兼任しています。

主な活動内容

石橋財団は、美術・教育関連分野の研究・助成、美術館の運営を行うことを目的としています。
石橋財団が行っている事業は次の通りです。

①美術館事業
美術館事業は、1952年のブリヂストン美術館の開館が出発点となっているそう。石橋正二郎は戦前から戦後にかけて西洋絵画や日本洋画のコレクションを築き上げ、「自分だけで愛蔵するよりも、たくさんの人に見せるために美術館を作り、文化の進歩に尽くしたい」という想いを抱いていたといいます。
同財団では、来館した人々が心ゆくまで美と親しめる環境を整備すると同時に、美術講座や編集出版などを通して、美の奥深さやその背景を伝える活動に取り組んでいるとのことです。

②寄付助成事業
石橋正二郎は1928年に九州医学専門学校(現・久留米大学)に土地建物を提供するなど、様々な寄付活動に取り組んでいたそう。文化の向上発展を目指し、地域・国・国際交流の視点に立ち、生涯にわたり数多くの文化事業をサポート・推進してきたといいます。
同財団ではこうした創立者の文化事業に対する意思を受け継ぎ、芸術・文化・教育の分野を通して、人間性豊かな社会を創る活動をサポート。社会の手の届きにくいフィールドにも目を配りながら、近年ではグローバル性の高い事業に対する寄付助成に注力しているとのことです。

最近の活動実績

◇2022年
日仏美術学会・日仏美術学会報第41号刊行を寄付助成

◇2022年
独立行政法人 国際交流基金・ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の実施を寄付助成

◇2022年
ミラノ大学・国際シンポジウム「ジャバン・デザイン 越境のアート」の開催を寄付助成

◇2022年
明治美術学会・学会誌『近代画説』31号刊行を寄付助成

◇2022年
全日本中学校道徳教育研究会・第56回全国中学校道徳教育研究会全国大会開催他を寄付助成

まとめ

石橋財団は、アーティゾン美術館の運営・美術講座のほか、芸術・文化・教育分野の寄付助成を行っています。近年では国際性の高い事業に対する寄付助成を行っているそう。人間性豊かな社会創りに寄与している財団と言えるでしょう。