小笠原敏晶記念財団の創立者・小笠原敏晶氏はどんな人物?プロフィール・経歴を知ろう!

創業者を知ろう!

小笠原敏晶記念財団の創立者である小笠原敏晶氏はどんな人物なのか?プロフィールや経歴のほか、実績などについて調査しました!

小笠原敏晶氏とは?

小笠原敏晶記念財団の設立者の小笠原敏晶氏は、1931年3月30日に生まれました。

若い頃から英語への関心が高く、戦後間もない1948年にイギリスのスチールブラザーズでアルバイトをしていたそう。当時の社長からの信頼を得て、給費学生募集に応募してロンドン大学へ留学しています。帰国後、スチールブラザーズの日本総代理店である日英物産株式会社を設立し、社長に就任しました。設立当初から実業家としての才能を発揮したといいます。
1960年にはスイスのベルクロファスナーに目をつけ単身スイスに渡り、製造販売の合弁会社を設立しています。そして商品に「マジックテープ」と名付け、大ヒット商品となりました。
1967年に日本工業ファスナー株式会社を設立し、1977年には日英物産株式会社と合併して株式会社ニフコとなりました。

小笠原敏晶氏の経歴・実績

・1953年 日英物産㈱代表取締役社長
・1966年 米国プリンストン大学大学院修了
・1967年 株式会社ニフコ代表取締役社長
・1983年 株式会社ジャパンタイムズ代表取締役社長
・1993年 株式会社ジャパンタイムズ代表取締役会長兼社長
・1986年 公益財団法人 小笠原科学技術振興財団設立
・1996年 シモンズ株式会社代表取締役会長
・2001年 株式会社ニフコ代表取締役会長
・2006年 株式会社ジャパンタイムズ代表取締役会長
・2008年 株式会社ニフコ名誉会長。香港移住
・2010年 株式会社ニフコ代表取締役会長
・2012年 株式会社ニフコ代表取締役会長兼最高経営責任者
・2016年11月 死去

引用:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E6%95%8F%E6%99%B6

株式会社ニフコってどんな会社?

社名 :株式会社ニフコ
所在地:〒239-8560 神奈川県横須賀市光の丘5-3

株式会社ニフコは、小笠原敏晶氏が創業したプラスチック工業用ファスナー、精密生製品をメインに製造する大手部品メーカーです。工業用ファスナー部門は国内で約70%、世界で約25%のマーケットシェアを誇っています。また、自動車向けプラスチックファスナーは世界トップシェアとのこと。
「ニフコは、生み出したアイデアと育てる技術で、社会の期待を感動にかえるクリエイティブカンパニーです。」というミッションを掲げ、変化を創り出し、未来を切り拓くというビジョンがあるそう。
連結子会社52社のうち国内6社、海外は46社あるそうです。

小笠原敏晶氏の資産・年収は?

小笠原敏晶氏の2016年の役員報酬は2億7,900万円だったそう。
生前の総資産は152.1億円、年収は4.6億円とのことです。

まとめ

小笠原敏晶氏はファスナー製造を手掛ける株式会社ニフコの創業者です。若い頃から英語に関心があり、ロンドン大学に留学したり、単身スイスに渡って合弁会社を設立したりと世界を飛び回っていた国際派の経営者です。
また、私財を投じて小笠原科学技術振興財団を立ち上げ、日本の科学技術振興に寄与した人物です。