テルモ生命科学振興財団の森下泰記念賞とは?受賞基準や受賞者のまとめ情報
公益財団法人 テルモ生命科学振興財団の森下泰記念賞についてまとめてみました。
テルモ生命科学振興財団とは?
財団名:公益財団法人 テルモ生命科学振興財団
所在地:〒259-0151 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地
設立 : 1987年4月24日
設立者:戸澤三雄
テルモ株式会社による拠出資金を基本財産として、生命科学分野の科学技術に関連する研究助成、普及啓発、国際交流の援助をすることで、日本の科学技術の振興を図ることを目的に設立された公益財団法人です。
森下泰記念賞とは?
テルモ生命科学振興財団は、財団設立25周年を記念して、褒賞事業の1つとして財団賞を設けました。同財団が今までに研究助成を行った研究の中から、実績、独創性、将来性、あらゆる点で際立って優れた成果を上げた研究者を表彰するものです。財団賞は第9回の2020年度に終了し、2021年度からは森下泰記念賞へと移行しています。
森下泰記念賞は、医工連携・融合の分野において優れた成果を挙げ、今後の活躍が期待される人物を表彰することで、その業績を称え、研究のより一層の進展を願うと同時に、この分野へのたくさんの優秀な人材の参入のきっかけとなることを期待して設けているそうです。受賞者には、正賞及び副賞として1,000万円が贈られます。
受賞者一覧
森下泰記念賞
https://www.terumozaidan.or.jp/prize/commemoration/awardees.html
年次 | 受賞者名 | 業績 |
2024年度 | 染谷 隆夫 | 伸縮性エレクトロニクスによる生体電子計測の先駆的貢献 |
2023年度 | 該当なし | |
2022年度 | 西田 幸二 | 新規眼科領域再生医療の開発と産業応用 |
2021年度 | 村垣 善浩 | 精密誘導治療を実現するスマート治療室SCOTの開発 |
財団賞
https://www.terumozaidan.or.jp/prize/foundation/
年次 | 受賞者名 | 研究テーマ |
2020年度 | 藤田 靖幸 | 先天性皮膚疾患に対する根本的治療の開発 |
2019年度 | 菅波 孝祥 | グルコース応答性スマートゲルを用いた人工膵臓デバイスの開発 |
2018年度 | 榎本 和生 | 脳神経回路の変性・再生メカニズムの解明と予防・治療戦略への応用 |
2017年度 | 谷内 一彦 | 神経変性疾患における蛋白特異的PET分子イメージング法の開発と応用 |
2016年度 | 江藤 浩 | iPS細胞技術を応用した血小板製剤の開発 |
内匠 透 | 自閉症モデルマウスを用いたセロトニンの機能解明 | |
2015年度 | 川口 寧 | 新しい抗ウイルス戦略構築をめざしたヘルペスウイルス感染機構の解析 |
2014年度 | 荒木 敏之 | 神経軸索変性メカニズムの研究と神経保護的疾患治療法の開発 |
2013年度 | 村上 誠 | 新規創薬標的としてのsPLA2分子群の新しい機能の解析 |
2012年度 | 中島 欽一 | エピジェネティック因子による神経幹細胞分化制御と新規脊髄損傷治療法開発 |