公益財団法人 鉄道弘済会とは?活動内容・代表者のまとめ情報

財団の紹介

公益財団法人 鉄道弘済会とは一体どんな財団なのでしょうか?
財団の代表者、活動内容や実績についてまとめました!

公益財団法人 鉄道弘済会とは?

財団名:公益財団法人 鉄道弘済会
所在地:〒112-0002 東京都文京区小石川1-1-1文京ガーデンゲートタワー19階
設立 :1932年2月25日
会長 :森本雄司

鉄道弘済会は、社会福祉事業を行っている団体です。
収益事業によって得たお金を公益事業に回し、質の高い公益福祉事業を行っています。
なぜ鉄道関連の団体ではないのに、鉄道という名前が使用されているのかというと、鉄道を敷くための工事は、今と比べて昔はとても重労働な上に、事故なども多くありました。
そのため、中には殉職してしまう人や、ケガをして障害を負ってしまう人もいたようです。
このような方々や、その家族を助けるために、昭和7年に設立されたのだそうです。

現在の代表は?

公益財団法人 鉄道弘済会は、森本雄司氏が代表を務めています。
1954年に生まれ、1979年に日本国有鉄道に入社しました。それから各地の総務部長や人事部長などを経て、常務取締役などを務めている人物です。

主な活動内容

元々は鉄道事業で事故に遭った人や殉職した人の家族を支援するために設立された団体です。
しかし、現在でもたくさんの人の助けになっているのです。
メインなのは福祉事業で、以下のような事業に力を入れているそうです。
・高齢者福祉
・児童福祉
・障害者福祉
事故や病気で障害を得てしまった人もいれば、生まれつき障害を持っている子供もいますが、このような人たちはいろいろな支援を必要としています。
また、高齢になれば周りの支えがどうしても必要になるので、少しでも快適で不自由のない生活ができるように支援をしているのです。

鉄道弘済会の関連施設はたくさんあり、施設によって異なるサービスが提供されています。
東京都荒川区には、義肢装具の製造が行われているだけではなく、義肢を装着した人の訓練も実施しているといいます。
このように一貫したサービスを行う施設というのは、民間の施設では鉄道弘済会だけとのこと。

神奈川県秦野市には、知的障害者や自閉症の人を対象とした施設があります。
安心して生活ができる環境を整えるだけではなく、精神面の安定も重要視したサービスが行われています。

鉄道弘済会では障害者や児童、高齢者を助けるための活動だけではなく、社会福祉に関する資料の提供やセミナーも行っています。
福祉資料室も設けられており、論文が掲載されている専門の書籍などが多数置かれているので、福祉関連の仕事をしている人の手助けもしているのだとか。
本だけでは少々難しいという人でも、セミナーに参加すればたくさんの知識を得ることができるでしょう。

最近の活動実績

◇2022年1月14日
パラリンピック選手へ感謝状を贈呈

◇2021年12月6日
東京駅にて「第59回 弘済学園わたしたちが創る展」を開催

◇2021年7月3日
「第57回社会福祉セミナー」を開催

◇2021年6月3日
「さよなら弘済会館企画展」を開催

まとめ

人の助けが必要な人をサポートし、多くの人が安心して生活できるようなサービスを提供しているのが鉄道弘済会です。
設立されてかなりの年月が経過した今でも、取り組んでいる内容やコンセプトは全く変わっていないようです。