公益財団法人 交通遺児育英会とは?活動内容・設立者のまとめ情報

財団の紹介

公益財団法人 交通遺児育英会とは一体どんな財団なのでしょうか?財団の設立者や代表者、活動内容や実績についてまとめました!

交通遺児育英会とは?

財団名:公益財団法人 交通遺児育英会
所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-1 平河町ビル3階
設立 :1969年5月
会長 :菅谷定彦
設立者:永野重雄

交通遺児育英会は、親が交通事故により亡くなったり、重い後遺障がいになったなどの理由から経済的に修業が難しい子どもたちに奨学金を無利息で貸与・一部給付しているそう。高校・大学進学をサポートし、社会で役立つ人材を育てることを目的としています。

設立者・現在の代表は?

交通遺児育英会の創立者は、永野重雄です。
永野重雄は、日本の実業家であり、新日本製鐵株式会社(現・日本製鉄株式会社)の会長、日本商工会議所会頭などを歴任しています。
交通遺児育英会の初代会長も務めていました。

現在の交通遺児育英会の代表は、菅谷定彦です。
菅谷定彦はかつてテレビ東京の代表取締役会長を務めていた人物です。

主な活動内容

交通遺児育英会では、「高校・大学進学を支援し、社会有用の人材育成」を目的に、次のような事業を行っています。

①奨学金の無利子貸与(一部給付)
高校や大学など各種学校生に奨学金として、入学一時金(高3生には進学準備金)を無利息で貸与(一部給付)しているようです。
財団を設立してから、50年以上にわたり延べ57,000人(560億円)を貸与したとのこと。

②修学支援の給付
家賃補助や受験費用補助、自動車運転免許取得費用補助などを行っているようです。

③奨学生の指導・育成および交流
高校奨学生と保護者のつどい、海外語学研修などを通して、奨学生の成績・暮らしの状況の認識と指導を実施しているそう。

④学生寮「心塾」の運営
地方からでてきた交通遺児が、経済的・精神的に不安なく関東圏や関西圏の学校で学べるよう、学生寮を運営しているとのこと。

⑤交通安全推進運動への協賛・協力など
運転手の安全意識アップ、交通事故減少に貢献することを目指し、無料で出張講演を行っているそう。ほかにも交通安全推進運動への協賛・協力などを行っているようです。

最近の活動実績

◇2023年3月1日
高校奨学生及び専修学校高等課程等の奨学生に対して奨学金の一部給付を開始

◇2023年1月17日
第63回交通安全国民運動中央大会の分科集会において講演

◇2023年1月10日
令和5年度海外語学研修生(第17期生)募集開始

◇2022年12月15日
「語らいラウンジ」(福岡市)を開催

◇2022年11月17日
「語らいラウンジ」(名古屋市)を開催

まとめ

交通遺児育英会は、親が交通事故に遭ってしまい、経済的に修業が困難になった子どもに対して支援を行っている団体です。奨学金の無利子での貸与(一部給付)や家賃補助だけでなく、学生寮を運営したり、交通安全推進への活動も行っていることがわかりました。