公益財団法人 三菱財団とは?活動内容・代表者のまとめ情報
公益財団法人 三菱財団とは一体どんな財団なのでしょうか?財団の代表者、活動内容や実績についてまとめました!
三菱財団とは?
財団名:公益財団法人 三菱財団
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目3番1号三菱商事ビル21階
設立 :1969年9月11日
理事長:小林健
三菱財団は、名前の通り三菱という企業の関係者によって設立された財団です。
立ち上げた目的は、日本社会の文化や教育、福祉などの向上。
そのために人文科学や自然科学と言った学術研究、文化保存修復に関する事業を行っている団体への支援活動をメインに行っているようです。
設立されたのは1969年ですが、2010年から公益財団法人として活動を開始したといいます。
現在の代表は?
三菱財団の現在の代表は、小林健氏です。
小林健氏は、日本の実業家であり、三菱商事16代目社長を経て三菱商事会長を務めています。
主な活動内容
三菱財団が今まで積極的に取り組んできた助成事業の内容は以下の通りとなっています。
・自然科学研究に関する助成
・人文科学研究に関する助成
・福祉事業への助成
・社会福祉の中で科学的調査研究に関する助成
・文化財の保存や修復を行う事業への助成
この中でも自然科学研究や、人文科学研究に関する助成には、特に力を入れてきたと言えるでしょう。
自然科学というのはとても広範囲に相当しますが、基本的には自然科学に関する研究であれば、全ての分野で助成が受けられるようです。
それだけ三菱財団が力を入れているということがわかるでしょう。
人文科学に関する分野では、近年大型連携研究の助成も行われたそうです。
その他にも少子高齢化社会となっている現在では必要不可欠である社会福祉関連への助成や、日本の財産ともいえる貴重な文化財の保存、修復に関しても力を入れています。
三菱財団は三菱が誕生した折に掲げていた公益奉公という理念を今でも持ち続けていると言えるでしょう。
三菱財団が誕生したのが1969年なので、2019年には設立されてから半世紀が経過したことになります。
それまでにいろいろな研究機関や団体などに助成を行ってきました。
半世紀が経過したということで、以前には財団設立50周年記念シンポジウム開催され、関係者300名以上が参加。三菱財団から助成を受けた大学の関係者などが講演を行ったり、パネルディスカッションが行われたりしました。
最近の活動実績
◇2021年11月15日
2022年度の自然科学、人文科学、社会福祉、文化財保存修復各分野の応募要領を公開
◇2021年11月11日
「社会福祉:事業助成」見直し及び説明会開催
◇2021年9月28日
「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成(第2回)」実施
◇2020年11月16日
2021年度の自然科学、人文科学、社会福祉、文化財保存修復各分野の応募要領公開
◇2020年11月12日
「文化財保存修復事業助成」実施
まとめ
有名な企業である三菱によって誕生した公益財団法人の三菱財団ですが、公益財団法人となったのは2010年です。
しかし、誕生したのは1969年で、すでに半世紀以上経過しています。それまでに自然科学研究に関する人材の育成や、人文科学研究に関する人材の育成を行うために、いろいろな団体に助成を行い、多くの優秀な人材を輩出する手助けをしてきたと言えるでしょう。