公益財団法人 武田科学振興財団とは？活動内容・設立者のまとめ情報
公益財団法人 武田科学振興財団とは一体どんな財団なのでしょうか？財団の設立者や代表者、活動内容や実績についてまとめました！
武田科学振興財団とは？
財団名：公益財団法人 武田科学振興財団
所在地：〒541-0045 大阪市中央区道修町二丁目3番6号
設立 ：1963年9月30日
理事長：飯澤祐史
設立者：武田長兵衛
武田科学振興財団は、「科学技術の研究を助成振興し、我が国の科学技術及び文化の向上発展に寄与する」を目的とした財団で、武田薬品工業株式会社からの寄附をもとに設立されました。
科学技術に関する助成をはじめ、医学界で優れた業績を挙げた研究者に武田医学賞を贈呈、海外留学助成、国際シンポジウムの開催、国宝や重要文化財の保管などを行っています。
設立者・現在の代表は？
武田科学振興財団の創立者は、六代目武田長兵衛です。
幼名は、武田鋭太郎で、五代目武田長兵衛の長男。1943年に武田薬品工業の社長に就任しています。1954年に発売した「アリナミン」などでの成功により、武田薬品工業を業界トップに押し上げています。
現在の武田科学振興財団の代表は、飯澤祐史です。
主な活動内容
武田科学振興財団では、「夢を育てるチカラになりたい。」をスローガンに、科学技術の研究を助成振興し、日本の科学技術や文化の向上発展に貢献することを目指して様々な取り組みを行っているようです。
①研究助成
科学技術に関する研究機関および研究者に対する助成事業。
②武田医学賞
医学界で優れた業績を挙げた研究者に対し、褒賞として賞状、賞牌、副賞2,000万円を贈呈。日本人研究者を対象に贈呈しているそうです。
③外国人留学助成
医学・薬学などの医療分野の外国人研究者に対する留学助成。
④医学部博士課程奨学助成
指定大学の医学研究科博士課程に入学予定の研究者（医学部医学科卒）に対する奨学助成。
⑤海外研究留学助成
海外に研究留学する若手の医師・博士号保持者に対し、最長4年間の留学助成。
⑥国際シンポジウムの開催
生命科学シンポジウム・薬科学シンポジウムを開催。
⑦杏雨書屋
日本や中国の本草医書のほか、国宝、重要文化財を含む貴重な資料の保管、常時閲覧、年2回の特別展示会などの開催。
最近の活動実績
◇2021年4月1日
2022年度 外国人留学助成（II）の助成対象者募集開始
◇2021年1月6日
2021年度研究助成の募集開始
◇2020年12月16日
新規プログラム「ハイリスク新興感染症研究助成」の開始
◇2020年9月17日
第72回特別展示会および第43回研究講演会開催
◇2020年9月16日
2020年度武田医学賞を一條秀憲博士、宮脇敦史博士に贈呈
まとめ
武田科学振興財団は、科学技術の向上発展に寄与することを目的に設立された財団で、現在もかなり活発に活動していることがわかりました。研究者への助成だけでなく、シンポジウムの開催、重要文化財などの保管や展示も行い、生命科学や薬学の発展に貢献している財団のようです。