公益財団法人 ヒロセ財団とは?活動内容・設立者のまとめ情報
公益財団法人 ヒロセ財団とは一体どんな財団なのでしょうか?財団の設立者や代表者、活動内容や実績についてまとめました!
ヒロセ財団とは?
財団名:公益財団法人 ヒロセ財団
所在地:〒 106-0032 東京都港区六本木1-7-27 全特六本木ビル EAST 5F
設立 :1995年1月
設立者:酒井秀樹
理事長:石井和徳
ヒロセ財団は、留学生の奨学援助事業や研究助成のほか、顕彰事業を行っています。
ヒロセ電機株式会社の創業者・廣瀬銈三の夫人、廣瀬静江から同社の株式200万株や多額の寄附金の申し出があり、基本財産として受け入れ財団の設立に至ったようです。
設立者・現在の代表は?
ヒロセ財団の創立者は、酒井秀樹です。
酒井秀樹は、日本の実業家であり、ヒロセ電機の元取締役最高顧問、社長・会長を務めた人物です。
現在理事長を務めているのは、石井和徳です。
主な活動内容
1995年頃より日本の大学などで学ぶ留学生が増加し、アジア地域からの留学生が全体の90%を占めていました。このうち私費留学生は、当時の円高なども相まって経済的にひっ迫しており、留学生活上たくさんの困難を強いられている状況にあったといいます。
ヒロセ財団では、そのような留学生を援助する活動を行ってきたようです。
現在、同財団が行う事業は大きく3つに分かれています。
①奨学援助事業
アジア諸国から日本の大学などに留学する外国人留学生で、学力が優秀で学ぶ意欲に溢れながらも経済的な理由によって学業の継続が難しい人に対して奨学援助を行っているようです。アジア諸国と日本の友好的な関係および相互理解を促し、人材育成に寄与することを目指しています。
奨学金のプログラムは、一般奨学金、酒井メモリアル・スカラシップ(SAKAI MS)、渡日時奨学金の3種があるようです。
②研究助成事業
留学終了後、日本の大学などで研究職に留まり研究を続けている人に対して、研究助成を行っているようです。助成対象分野は、自然科学、社会科学、人文科学などの全分野とのこと。
③顕彰事業
2020年より、財団設立25周年を迎えるにあたって新しく顕彰事業がスタートしました。情報・通信・電気・電子工学関連のフィールドにおいて際立って目につくような素晴らしい業績をあげた研究者に、ヒロセ賞が贈られるそうです。
最近の活動実績
◇2022年7月20日
令和4年度奨学金贈呈式と第1回奨学生交流会開催
◇2021年12月11日
令和3年度奨学金/研究助成金贈呈式と第3回奨学生交流会開催
◇2021年3月27日
第1回ヒロセ賞贈呈式開催
◇2020年12月6日
令和2年度(後期)奨学金贈呈式と第3回奨学生交流会開催
◇2020年11月1日
第2回奨学生交流会(研修旅行)
まとめ
ヒロセ財団は、経済的に学業を継続することが難しい外国人留学生に対し援助を行っており、留学終了後に日本に残って研究を継続している人にも研究助成をしていることがわかりました。また、財団設立25周年を迎えたのを契機に、新しく顕彰事業も行うようになりました。アジア諸国と日本の友好親善や、自然科学、社会科学、人文科学などの発展に貢献している財団のようです。