公益財団法人 中谷財団とは?活動内容・設立者のまとめ情報

財団の紹介

公益財団法人 中谷財団とは一体どんな財団なのでしょうか?財団の設立者や代表者、活動内容や実績についてまとめました!

中谷財団とは?

財団名:公益財団法人 中谷財団
所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎1丁目2番2号 アートヴィレッジ大崎 セントラルタワー8階
設立 :1984年
理事長:家次恒
設立者:中谷太郎

中谷財団は、電子計測技術の発展を推し進め、産業技術基盤の確立を図ることにより、日本の経済社会の発展・国民生活の向上に寄与するために設立された財団です。
医工計測技術分野の研究助成のほか、交流事業、大学院生向け奨学金、大学生の短期留学支援、小中高校生の理科・科学教育の振興事業などを行っています。

設立者・現在の代表は?

中谷財団の創立者は、中谷太郎です。
中谷太郎は、日本の実業家であり、シスメックス株式会社の創業者です。
中谷財団の初代理事長も務めていました。

現在の中谷財団の代表は、家次恒です。
家次恒は1996年からシスメックスの社長に就任し、2013年からは会長と兼任しています。

主な活動内容

中谷財団では、医工計測技術の領域での表彰、研究助成、交流助成、学生への奨学金給付など様々なサポートを行っているようです。

①中谷賞
医工計測技術分野の技術開発が急速に発展することを期待し、優れた業績をあげている研究者、オリジナリティのある研究を行っている研究者を表彰しているそうです。

②研究助成
医工計測技術は基盤技術であり、先導的技術開発を促すことが大切だと考え、広く「Bio Medical Engineering分野~生命科学と理工学の融合境界領域~」を対象として、将来実用化が期待される研究に助成しているとのこと。
また、長期大型研究では、国内外の研究人材交流による最新の研究や従来の常識にとらわれない融合的な研究により、将来的に新たな技術や学術・応用分野を拓くためのベースを生み出すと同時に次代を担うグローバルに活躍できる若手研究者の育成に寄与することを目的に、最長5年間で総額3億円を助成しているようです。

③交流助成
国内外の研究者の交流を通じて「BME分野~生命科学と理工学の融合境界領域~」の発展に貢献する活動を助成するプログラム。海外の学会などで発表する、国内の学会などに海外の研究者を招聘する、海外の研究機関へ私費留学するなどの費用の一部を助成しているそうです。

④大学院生奨学金
「BME分野~生命科学と理工学の融合境界領域~」で博士号の取得を目標に、国内の大学院に入学予定もしくは在籍中の大学院生(留学生は除く)を対象に、返済不要の奨学金を給付しているようです。

⑤国際学生交流プログラム
将来国際的に活躍する研究者・技術者を目指す日本とアメリカの理系学部学生を選抜し、リサーチインターシップの機会を提供しているとのこと。

⑥科学教育振興助成
子どもたちの論理的思考力や創造性を育成するため科学教育の振興を目的とした小・中・高校での取り組みに対して助成を行っているそうです。

最近の活動実績

◇2025年3月3日
活動Now!に西宮市小学校教科等研究会理科部会の記事を掲載

◇2025年2月19日
BME分野における研究・開発に対する助成事業の2025年度贈呈者を発表

◇2025年2月19日
第17回 中谷賞の受賞者が決定

◇2025年1月24日
奨学生施設見学会を開催

◇2024年6月7日
「中谷財団設立40周年記念式典」および「第1回神戸賞授賞式」を開催

まとめ

公益財団法人 中谷財団はシスメックス株式会社の創業者が設立した財団で、医工計測技術分野での表彰、研究助成、交流助成、学生への奨学金給付などを行っていることがわかりました。
BME分野の振興発展のほか、グローバルに活躍できる研究者・技術者の育成に尽力しているようです。